THE ESSENCE OF HITTING
打撃の本質
スイングフォームを教える前の原理原則
フォーム指導の前に、全指導者、全選手が知らなければいけないこと。無料部分をこのページで読めます。続きはnoteの有料記事へ。
フォーム指導の前に、全指導者、全選手が知らなければいけないこと
「腰を回せ」
「開くな」
「前で打て」
打席で、練習で、何度も交わされてきた言葉です。どれもスイングフォームの話です。
言われた選手は、素直に形を変えようとします。腰を回してみます。開かないように我慢します。前で打とうとします。それで打てるようになる選手もいれば、前より分からなくなる選手もいます。同じ言葉なのに、結果が分かれます。
なぜでしょうか。
型は、原理の上にしか乗らない
フォームは「型」です。そして型は、原理の上にしか乗りません。
打席のどこにボールが来るのか。体はどこまで回るのか。バットはどこを通っていいのか。こうした原理を知らないまま型だけを真似ると、形はできても中身が伴いません。一度崩れたときに、戻す場所が分からなくなります。
逆に、原理を知っている選手は強いです。どんな型を選んでも、自分がいま何をしているのかを説明できます。崩れたときに、自分で戻せます。指導者がいない場所でも、自分で自分を直せる選手になります。
この記事で扱うのは、その原理原則です。スイングフォームの話は、今回は二の次です。
全ての選手に共通すること
先にお伝えしておきたいことがあります。
ここで書く原理原則は、下半身を回旋する打者でも、回旋しない打者でも変わりません。 体修塾では前者を「ローワーローテーションプレイヤー(Lower Rotation Player、以下LRP)」、後者を「ローワーアンダーローテーションプレイヤー(Lower Under Rotation Player、以下LURP)」と呼びます。
プロでも小学生でも、右打者でも左打者でも、どんな打撃理論を選んでいても同じです。打撃をする全ての選手が知っていなければいけないことであり、指導者がこれを知らずに型を教えることはできません。
この記事の対象
- 成長を望む、全ての打者。 年齢、レベル、右打者か左打者か、どの打撃理論を選んでいるかは問いません。
- その保護者。 お子さんが受けている指導を、感覚ではなく言葉で確かめたい方。
- 全ての指導者。 チーム、学校、スクール、立場は問いません。型を教える前に、選手と同じ言葉を持ちたい方。
逆に、特定のフォームの型を知りたい方には向きません。ここに書くのは型の手前にある原理であり、型そのものではないからです。
内容は、正直に言えば当たり前のことばかりです。特別な理論でも、新しい発見でもありません。ただ、当たり前だからこそ、そこに目を向けている選手がほとんどいません。 指導の現場で毎日のように感じていることです。
この記事で整理する3つのこと
有料部分では、次の順番で進めます。
1. 打席の空間は、どこで区切られているのか
打席には二つの世界があります。この区切りを知らないまま振ると、ボールが来ない場所で力を使い続けることになります。
2. 骨盤の回旋とは、何を指すのか
「腰を回せ」の「回す」を、感覚ではなく角度で定義します。そして、回す・回さないという二つの選択について書きます。
3. 体とベースの関係は、スイングの中でどう変わるのか
構えたときと、振り切ったときでは、体とベースの位置関係は同じではありません。ここが分かると、立ち位置の意味が変わります。
ここまでが、全ての打者に共通する原理原則です。
その上で後半は、体修塾がこの原理の上に何を置いているかを書きます。踏み込み足を着いた時点で、何が終わっていなければいけないのか。ボールを捉える位置はどこに置くのか。上半身は、どこを振るのか。そして最後に、現場で明日から使える「3本の線」の見方を、カメラの角度と見るタイミングまで含めてまとめます。
この記事を書いている体修塾について
体修塾BCAは、新潟県柏崎市を拠点にした野球の個別指導スクールです。
代表の大林は、日本体育大学で体育学を、上越教育大学院でスポーツ心理学を学びました。教員として7年、トレーナーとして5年を過ごし、2016年から野球の個別指導を続けています。
体修塾の指導は「こう打て」から始めません。感覚で伝えるのではなく、体の中で何が起きているかを運動学で整理し、選手と指導者が同じ言葉で同じ動作を見られる状態を作ることから始めます。答えを渡すのではなく、自分で考えて自分で導ける選手を育てることが目的だからです。
この記事は、その最初の一歩にあたる部分をまとめたものです。
この記事に含まれるもの
有料部分(約15,000字)には、次のものが含まれます。
- 原理原則の3章:前面・後面/骨盤の回旋の定義/体とベースの関係。ローワーローテーションプレイヤー(LRP)にも、ローワーアンダーローテーションプレイヤー(LURP)にも共通する部分
※ここまでが、全ての選手、保護者、指導者に関わる内容です。
- 体修塾の考えの3章:完全着地の前に何が終わっているべきか/立ち位置と角度の関係/上半身はどこを振るのか。体修塾が「ローワーローテーションプレイヤー(LRP)」をどう見ているか
- 明日から使える「3本の線」のチェック法:それぞれ、どこから見るか・いつ見るか・良い状態・崩れている状態・かける言葉、まで
- 動く図4点(有料読者専用ページ・パスワード付き)
- 図1:前面・後面と、力を使う場所。従来型と体修塾流を並べて再生
- 図2:骨盤の回旋。0°・45°・90°をボタンで動かして範囲の意味を確かめる
- 図3:立ち位置が角度を決める。スライダーで立ち位置を動かすと必要な角度が変わる
- 図4:上半身とバットの関係を3Dで。構え→スイングバック→スイングアウト→スイングフロントを、好きな角度から
- 体修塾の立場:教えない対象と、その理由。線を引いているのは角度ではなく設計図であること
対象は、成長を望む全ての打者とその保護者、そして全ての指導者です。フォームの型を教える記事ではありません。型の前にある原理を、言葉と図で共有するための記事です。
型を教える前に、一度ここに立ち返ってみてください。
記事を買う前に、話を聞いてみたい方へ
ここまでの無料部分を読んで、「うちの選手はどちらの設計図なんだろう」と引っかかった方は、記事を買う前でも構いません。「無料部分を読んだ」とだけ書いていただければ十分です。新潟県内であれば出張指導も、県外であれば質問だけでも、可能な限りお答えします。話だけでも構いません。
LINEでひとこと送る代表 大林智也|日体大 体育学 / 上越教育大学院 スポーツ心理学修士
📍 新潟県柏崎市|新潟県全域・出張指導対応

