守備の教科書|内野ゴロ編

FIELDING THEORY

守備の教科書

内野ゴロ編

守備の教科書 内野ゴロ編 表紙

体修塾BCAが指導の土台にしている守備理論。
その考え方の“序章”を、公開します。

体修塾BCA|教書シリーズ VOL.04 / GOAL+7 phase

「正面に入れ」
「腰を落とせ」
「両手で捕れ」

野球を始めたとき、多くの選手が最初に教わる言葉です。では、なぜその言葉どおりにゴロを捕っても、一塁はセーフになってしまうのでしょうか。

小学生から大人まで、つまずいている選手に共通する一番の原因は、正面で、両手で捕ろうとすることです。

これは、選手が悪いのではありません。そう教わり、真面目に練習してきた結果です。そして指導者もまた、現役時代にそう教わり、疑うことなく次の選手に教えています。
誰も疑わないまま、受け継がれてきたこと。そこに、問題があります。

PHILOSOPHY

この教科書の、核心。

POINT 01

ゴロは、捕るものではない。

内野ゴロの目的は、捕ることではなくアウトにすることです。どんなに丁寧に捕って、きれいに投げても、ランナーより遅ければ記録に残るのは「ランナー一塁」だけ。だから体修塾のゴロ捕球は、間に合わせることから始まります。

POINT 02

「間に合う」とは、インパクトから4秒以内。

インパクトから4秒以内に、一塁手のグラブへボールを届ける。正面に来た普通のゴロなら、両手で捕っても届くタイムです。目指すのは、三遊間の深いゴロや逆シングルの打球まで含めて、すべて4秒以内。正直に言って、とても難しい目標です。

POINT 03

間に合わせるために、取り方の選択肢を増やす。

打球と自分の位置関係を6つのゾーンに分け、それぞれにグラブを出しながら捕る push と、引きながら捕る pull がある。6ゾーン×2=12の取り方。両手で捕る「ダブル」が使えるのは、そのうち一部にすぎません。

体修塾の「正面」は、体の真ん中で受けることではありません。
ヘソの向きにグラブがあれば、6ゾーンすべてが正面です。

CONTRAST

「正面・両手」か、「選択肢」か。

従来の守備

✕ 正面に入って、両手で、丁寧に

✕ 腰を落として、低く構える

✕ 打球に合わせて、その場で足踏み

✕ 捕ってから、投げる

体修塾の守備

◯ 間に合うなら、取り方は選んでいい

◯ 低さより、動きやすさを優先する

◯ EPまで、最短距離で詰める

◯ 捕った瞬間がわからないほど、滞りなく

MOVING FIGURES

動く図で、見てみる。

教科書の考え方を、動く図にしました。(無料・スマホでも見られます)

CONTENTS

ゴールは一つ。動きは、7つ。

「間に合わせる」というゴールから逆算し、ゴロ捕球を7つのphaseに分けて体系化しています。

◆序章|ゴロは、捕るものではない。
GOALBe in time|間に合わせる
phase 1Check|確認
phase 2Synchro|同調
phase 3Split Step & Body handling|0.5歩・体捌き
phase 4Charging|球詰め
phase 5Catching & Switching|球際・握り替え
phase 6Step|助走動作
phase 7Throwing|投球
◆第1章のおわりに|速く、美しく。

※ 各phaseの中身は、体修塾の個別指導・スクールの中で、選手一人ひとりの体と課題に合わせてお伝えしています。
※ すべて右投げの選手を基準にしています。左投げは、左右を逆にして読んでください。

守備がうまい選手は、初めから終わりまで、
流れるように滞りなく動いています。
体修塾は、それを「速く、美しく」と呼びます。

2026年10月 体修塾BCA 代表 大林 智也

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代表 大林智也|日体大 体育学 / 上越教育大学院 スポーツ心理学修士

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